2025/3/31
記事編集にともない、口コミ・評判やメリット・デメリットを別記事に切り出しました。
今回は、ホームルーターサービス「おきらくホームWi-Fi」の通信速度、速度制限について紹介していきます。
先に結論ですが、まず通信速度について、2025年3月から選べるようになった2つの端末どちらでも、Web検索や普段使いには問題ないでしょう。
スペック上は、WiMAX回線を使うSpeed Wi-Fi HOME 5G L13の方が優れています。
Archer MR600は登場したばかりで実測値がまだ投稿されておらず、今後も調査して見つかれば追記しましょう。
速度制限について、WiMAX回線でプラスエリアモードを使用する場合のみ、月30GBの制限があります。
他は原則制限なしですが、短期間に大量通信をすると制限される可能性もあるため、注意が必要です。
本文で、これらの内容を深掘りしていきましょう。
なお、本記事の内容は、2025年3月31日時点のものです。
更新は心がけますが、最新情報は公式サイトをご覧ください。
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おきらくホームWi-Fiの速度スペック値を紹介!
2025年3月から、おきらくホームWi-Fiでは2つの端末から選択することができるようになりました。
選ぶ端末により、使う回線もWiMAX回線とSoftBank回線で変化します。
端末と回線、スペック上の通信速度を以下の表にまとめましょう。
端末 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | Archer MR600 |
---|---|---|
端末メーカー | ZTE Corporation | TP-Link |
接続回線 | WiMAX回線 | SoftBank回線 |
最大受信速度 | 4.2Gbps | 300Mbps(2.4GHz) 867Mbps(5GHz) |
最大送信速度 | 286Mbps | (記載なし) |
なお、公式サイトにも書かれていますが、これらの数字はあくまで最大値です。
実際に利用する際には様々な要因でより小さい数字になるため、注意しましょう。
おきらくホームWi-Fi速度の実測値を、ポイントと共にチェック!
次に、実際におきらくホームWi-Fiを利用している方の実測値をチェックしていきましょう。
SoftBnak回線を利用するArcher MR600は2025年3月に登場したばかりで、まだ投稿されていません。
そのため、今回はWiMAX回線を利用するSpeed Wi-Fi HOME 5G L13のみを見ていきます。
みんなのネット回線速度さんに掲載されていたものを引用しましょう。
住宅の種類: 集合住宅(マンション・アパート)
端末の種類: PC(パソコン)
OS名: windows
ブラウザ: Chromeジッター値: 9.47ms
おきらくホームWiFiの速度測定結果(実測値) | 下り速度・上り速度の平均値を公開中! | みんなのネット回線速度(みんそく)
Ping値: 21.0ms
ダウンロード速度: 107.4Mbps
アップロード速度: 8.0Mbps
住宅の種類: 集合住宅(マンション・アパート)
端末の種類: 携帯電話(スマートフォン)
OS名: iOS
ブラウザ: Mobile Safariジッター値: 7.77ms
おきらくホームWiFiの速度測定結果(実測値) | 下り速度・上り速度の平均値を公開中! | みんなのネット回線速度(みんそく)
Ping値: 45.0ms
ダウンロード速度: 0.99Mbps
アップロード速度: 1.08Mbps
住宅の種類: 集合住宅(マンション・アパート)
端末の種類: PC(パソコン)
OS名: windows
ブラウザ: Chromeジッター値: 349.67ms
おきらくホームWiFiの速度測定結果(実測値) | 下り速度・上り速度の平均値を公開中! | みんなのネット回線速度(みんそく)
Ping値: 274.8ms
ダウンロード速度: 2.45Mbps
アップロード速度: 0.63Mbps
住宅の種類: 集合住宅(マンション・アパート)
端末の種類: PC(パソコン)
OS名: windows
ブラウザ: Chromeジッター値: 11.82ms
おきらくホームWiFiの速度測定結果(実測値) | 下り速度・上り速度の平均値を公開中! | みんなのネット回線速度(みんそく)
Ping値: 18.3ms
ダウンロード速度: 476.85Mbps
アップロード速度: 54.09Mbps
住宅の種類: 集合住宅(マンション・アパート)
端末の種類: PC(パソコン)
OS名: windows
ブラウザ: Chromeジッター値: 4.09ms
おきらくホームWiFiの速度測定結果(実測値) | 下り速度・上り速度の平均値を公開中! | みんなのネット回線速度(みんそく)
Ping値: 19.0ms
ダウンロード速度: 386.45Mbps
アップロード速度: 61.87Mbps
住宅の種類: 集合住宅(マンション・アパート)
端末の種類: PC(パソコン)
OS名: windows
ブラウザ: Chromeジッター値: 1.94ms
おきらくホームWiFiの速度測定結果(実測値) | 下り速度・上り速度の平均値を公開中! | みんなのネット回線速度(みんそく)
Ping値: 17.9ms
ダウンロード速度: 419.33Mbps
アップロード速度: 61.76Mbps
各項目の平均値を、以下の表にまとめます。
項目 | 平均値 |
---|---|
ジッター値 | 64.13ms |
Ping値 | 66.00ms |
ダウンロード速度 | 232.25Mbps |
アップロード速度 | 31.24Mbps |
なお、1件だけ他の数字と比較して大きく外れているデータがあります。
それを外れ値として除外した場合の平均は以下の通りです。
項目 | 平均値 |
---|---|
ジッター値 | 7.02ms |
Ping値 | 24.24ms |
ダウンロード速度 | 278.20Mbps |
アップロード速度 | 37.36Mbps |
この実測値で気になるポイントは、以下3点です。
それぞれ、詳細を見ていきましょう。
WiMAX回線のポイント1:環境により回線速度に大きなバラつきがある
ポイント1点目、環境によって、回線速度に大きなバラつきがあることが分かります。
特にダウンロード速度について、2データは1桁以下ですが、他の4データは3桁を記録しています。
これはおきらくホームWi-Fiを含む無線通信全般で発生する可能性のある問題です。
都会と田舎の違いもありますが、端末をどこに置くかでもかなり差が出てきます。
場合によっては、同じ室内でも数十センチの差で速度が大きく変わることも。
そのほか、使っている地域が5G通信利用可能かであったり、Wi-Fiを接続して使う機器側(スマホやPC)の性能の問題であったり、速度が出ない原因は様々です。
5G通信が可能かについてはエリアマップがおきらくホームWi-Fi公式サイトから確認できるため、事前に確認しておきましょう。
あまりに遅い場合は原因を調べて対処し、それでも改善しなければ14日間お試しキャンペーンを利用して解約も検討てみてください。
WiMAX回線のポイント2:速度が出れば、実測値で300Mbps以上のDL速度が期待できる
2点目、速度が出れば、実測値でも300Mbpsを超えるダウンロード速度が期待できます。
スペック値が4.2Gbpsとあまりに高いため、数字だけを見ると拍子抜けしてしまうかもしれません。
ですが、ホームルーターでダウンロードが300Mbpsは十分速い速度だと言えます。
一般的に、ホームルーターの平均ダウンロード速度は140Mbps程度と言われています。
その倍以上の速度が実測値で出ているので、少なくとも普段使いでは不自由しないでしょう。
WiMAX回線のポイント3:普段使いは問題ない応答速度だが、オンラインゲームには向かない
3点目、FPSや格闘ゲームなど、リアルタイム性を強く求められるオンラインゲームには不向きです。
これはジッター値とPing値という2つの数字が表しているのですが、一言で言うと普段使いなら特に問題ありません。
例えば、動画視聴やオンライン会議では、大体30ms程度のPing値が求められますが、これはクリアしています。
それに対し、動きが激しいオンラインゲームでは10ms以下のPing値が求められ、これは有線でないとなかなか出ない応答速度になります。
ここを要求する場合、光回線など有線接続のサービスを探してみてください。
そこが不要であれば、応答速度について心配する必要はないでしょう。
補足ですが、Ping値はこちらからデータを送ってから応答が返ってくるまでの時間を、ジッター値はPing値のバラつきを表しています。
Ping値が小さければ小さいほどリアルタイムに近い応答になり、ジッター値が小さければ小さいほど安定した応答速度であることになります。
おきらくホームWi-Fiの回線、モードごとの通信制限は?
これまでにも紹介した通り、おきらくホームWi-Fiは端末によってWiMAX回線とSoftBank回線を利用します。
また、WiMAX回線では通常のスタンダードモードの他に、有料オプションでプラスエリアモードも用意されています。
それぞれの通信制限を、制限の有無で分けて見ていきましょう。
WiMAX回線のスタンダードモード、SoftBank回線は基本的に制限なし
まず、WiMAX回線のスタンダードモード、SoftBank回線について、基本的に通信制限はありません。
ただし、一定期間内に大量の通信があった場合、速度が制限される可能性はあります。
いくら使っても絶対に制限されない、というわけではないため、そこは気を付けましょう。
WiMAX回線のプラスエリアモードは月に30GBの制限あり
WiMAX回線のみ用意されているプラスエリアモードで利用する場合は、1ヶ月あたり30GBの制限があります。
これを超えると、通信速度が128kbpsにまで制限されてしまいます。
普段からプラスエリアモードで利用する場合は、30GBを超えないよう気を付けてください。
なお、このプラスエリアモードは有料オプションで、有効にした月は1,100円(税込み)が月額料金に加算されます。
費用を抑えたい場合は、そもそもプラスエリアモードを有効にしないようにしたいですね。
ちなみにですが、本体裏側のModeボタンを2秒以上長押しすることで、スタンダードモードとプラスエリアモードを切り替えることができます。
本体正面のModeランプが緑色点灯ならスタンダードモード、オレンジ色点灯ならプラスエリアモードなので、今どちらのモードを使っているかもチェックしておきましょう。
また、設定でそもそもプラスエリアモードに切り替えができないようにすることも可能です。
詳細は、Speed Wi-Fi HOME 5G L13の取扱説明書をご覧ください。
おきらくホームWi-Fiの速度、制限についてまとめ
今回は、おきらくホームWi-Fiの通信速度や制限をまとめました。
使用する端末で回線自体も変わる珍しい特徴を持つおきらくホームWi-Fi、両者の数字をしっかり確認した上で、どちらを選択するかを考えるようにしましょう。
また、WiMAX回線でプラスエリアモードにしない限り、基本的に通信制限はありません。
ホームルーターに限らず、通信速度や制限はサービスを選択する重要な判断材料の1つです。
妥協せず、満足いくものを選ぶようにしたですね。
より詳しい各端末スペックや対応エリアなどは、以下公式サイトからチェックしてください。
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